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サン・キウイ倶楽部

 
サン・キウイ倶楽部会員の皆さんこんにちは。

 

 朝夕が少し寒く感じ始められた9月下旬、私は香緑の袋はずしの体験に出かけました。日中はまだ残暑が厳しくて、作業をしていると汗ばむほどでしたが、ふと見上げると、キウイ棚の合間からは、こんな空が広がっていました。なんとも秋らしい雲ですね。
 
 夏の余韻と秋の足音・・・キウイも感じとっていたでしょうか。季節の変わり目は、寒暖の差が厳しいです。会員の皆様、どうか、お体に気をつけて、素敵な秋を満喫してくださいね。

 あまりの暑さと細かな作業に、へとへとになってしまった香緑の袋掛け取材。あれから、もう、2ヶ月以上が過ぎた9月25日(水)、今度は袋をはずす作業を、体験させて頂くことになりました。収穫の約1ヶ月前に、袋をはずすそうです。

   思い返せば、あの袋がけの日は本当に蒸し暑くて、農業の厳しさを、ほんの一端ですが身をもって感じました。でも、あの日と違って、今回は肌を通り過ぎる風が心地よい、秋空の下での作業です。「袋がけよりは、楽かなぁ。」そんな事を考えながら、善通寺市までの高速道路を走りました。また、普段経験することのない猛暑の中での農作業でしたから、ひとつひとつ袋をかけたキウイたちへも、格別の思い入れがあります。「あれから袋の中で、どのくらい大きくなったかなぁ。」と、胸をワクワクさせてのキウイとの再会となりました。
島田さんの畑からは、瀬戸大橋まで見渡せます。帰り際には名残惜しくなるほどの眺望です。

 ところが、この日の島田さん、急な用事が入ったり別の農作業の手も離せなかったりで、どうやら密着取材は無理なご様子。「本当に、ごめんなさい。」と息を弾ませる島田さんの代わりに、島田さんの奥様に密着取材することとなりました。
 キウイの袋はずしは、右手でねじって留めてある袋の上部をはずしながら、左手で袋の下部を引いて降ろします。「こんな感じで、やっていってね♪」と気さくに教えて下さった奥様の手元を観察しながら、「香緑は毛じが抜けやすいから、丁寧に扱わなくっちゃ。」と緊張して始めました。でも。その緊張も、コツとリズムをつかんだら、スイスイと作業を進められて、楽しくなってきました。
 ただ、同じ姿勢の作業が続くので、次第に身体は疲れてきます。でも、袋に手をかける度に、「ちゃんと成長していますように。」と祈るような気持ちになり、そしてキウイと対面する度に、その微妙に違う姿を観察し・・・ですから、根気がいる作業ではありますが、私は飽きることなんて全くなかったのです。

 そんなところに、島田さんがお客様をお連れしていらっしゃったので、背筋 をさすりがなら、そちらの方へ歩み寄ってみました。西讃農業改良普及センターの十鳥さんの御案内で農場見学をされていたのは、中国の華南農業大学の呂助教授。おそるおそる話し掛ける私と違って、いつもの笑顔で呂助教授に応対される島田さん。その横顔が国際的に輝いていたは、生産・消費ともに世界第1位のイタリアをはじめ、ニュージーランドや中国などの大学の農学博士や省庁で物流に携わる方々への対応を、年間に数多くなさっているからなのでしょうね。

島田さんの奥様(左)と臨時応援の作業の方(右)
 
島田さん(左)と中国の華南農業大学の呂助教授(右)
 あっ、すっかり御紹介が後になってしましまいましたね。お待たせしました!!当日、袋をはずして再会したキウイは、こんな表情を見せてくれました。袋掛けしたあの頃より、ずっと力強い風格のキウイとなり、香緑の特徴である俵型の姿を誇っていました。そして、一番強烈に目に飛び込んできたのは、果皮を覆っている毛じ。
 一般に広く市販されているのが、ヘイワードという品種ですが、ヘイワードの毛じは、果皮に添った状態で寝ていますよね。でも、この香緑は、揃った毛じが果皮に垂直に立っていて、それが美しいと思えるほどの綺麗な毛並みでした。奥様のお話では、収穫の作業等で香緑を長い時間あつかった日の夜、手のひらが痛いと気がついて、よく見てみると香緑の毛じがささっていることもあるそうです。そんなエピソードをお聞きすると、ご自慢の毛じに包まれた香緑が、ますます得意そうな表情に見えてきました。 さて、来月号では、香緑の収穫期にお邪魔して、島田さんの畑の様子をお伝えしますね。

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