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■研究紹介
果樹園芸学研究室では、香川県農業試験場と共同で、海外より導入した品種や日本原産のマタタビ属植物の特性を調査し、新しい品種育成のための研究を行っています。

1.
休眠性の比較
  落葉性の果樹の芽は、秋から冬にかけて休眠に入ります。収集した種や品種について、低温要求性(休眠に入った芽が再び発芽できるようになるのに必要な低温にあたる時間数)を比較したところ、キウイフルーツ(A. deliciosa)に比べてサルナシやシマサルナシの低温要求性は著しく低いことが明らかになりました。表へ》》》
2.
倍数性に関する研究
  キウイフルーツの染色体は極めて小さく、その数も多い(2n=6x=174) ため、顕微鏡での観察が極めて困難です。フローサイトメーターを用いると簡便に染色体の倍数性を知ることができます。これにより収集保存の品種・系統について調査したところ、同じ種のなかでも倍数性の異なるものが存在することが明らかになりました。
表へ「Actinidia属導入および在来種の倍数性」》》》
3.
種間雑種の育成
  日本原産のサルナシやシマサルナシと、中国原産のキウイフルーツとの間で交配を行い、種間雑種を育成しています。早熟性、高糖度、少タンパク分解酵素(アクチニジン)含量、少低温要求性などの特徴ある新品種の育成を目指しています。
表へ「Actinidia属果樹の各種の交配組み合わせにおける結実率と種子形成」》》》

【話題の新品種】
■香緑
ヘイワードの実生から選抜 ヘイワードより成熟期が早く、果実の糖度が高く緑色が濃い。A. deliciosa
(香川県農業試験場育成)
■讃緑
糖度が高く、濃厚な食味。砲弾型のとがった形が特徴。A.chinensisとdeliciosaの交雑種
(香川県農業試験場育成)
■香粋
小ぶりながら糖度が高く、酸味が少ない。アクチニジン含量が少なく食べやすく加工しやすい。A.argutaとA.deliciosaの雑種とされている。
(香川県農業試験場育成)  
■ゴールドキウイ
(ゼスプリゴールド)
黄色の果肉と甘みの強さが特徴。A.chinensisの選抜品種
(ニュージーランドHortResearch育成)
■レインボーレッド
果肉の中心部が放射状に赤い。甘みが強い。
A. chinensisの選抜品種
(静岡県小林氏育成)
 
 
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