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育種方法 |
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遠縁交雑(特に香緑を親にした組み合わせを中心としたもの) |
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選抜状況 |
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毎年約200個体を調査(一次選抜及び継続選抜)現在まで2300個体を接ぎ木、特徴があるものを選抜(雌4個体、雄5個体)し、次期育種試験の準備を行っています。
また、これとは別に品質の特に優れた2個体(讃緑、香粋)については、1999年9月に品種登録されました。 |
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問題点 |
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キウイフルーツは雌雄異株性(雄株と雌株がないと実をつけない性質)なので、新しい品種をつくるためには、雄株の花粉を、果実をつける雌株の花に交配する必要があります。優良な形質を持つ雌株の花同士でかけあわせられないので、交配の範囲が限られるうえ、交配によってできた種をまくとその50%は雄株になります。開花するまでの期間は、雄か雌か不明のままで、早くて3年、遅ければ7、8年あとにやっと花が咲いたときには雄株だったということになります。実のなるキウイの新しい品種をつくることは大変な時間と労力が必要です。 |
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