去年は冷夏の分、糖度が上がりにくく全体的に小玉でしたが、状況により地面にマルチで覆うなど、研究の余地はまだまだあります。
新品種の開発では、果肉色が赤ければ目を引くでしょうし、酸味の少ないキウイは受け入れられやすい傾向にあります。キウイ=酸っぱいのイメージを払拭させる事が、消費拡大にもつながるのではないでしょうか。常に生産者と想いは一つです。 |
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去年は多くのメディアに採り上げられましたが、
県内でもまだまだ認知度が低いのが現状です。
他県産キウイとの差別化、かがわオリジナル品種としてのブランド化の必要性を強く感じています。また、それに見合うだけの生産技術・生産体制の確立も急務でしょう。
道は険しいですが、いずれキウイが香川の果物の「顔」となる日を夢見ています。 |
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今年は大学院生3名をキウイフルーツ研究チームに動員し、遺伝子資源収集と評価、品種改良のための交配や培養試験を進めます。また、農業試験場や他大学とも連携して、新たな研究プロジェクトの立ち上げも計画しています。これらの研究成果を2005年にニュージーランドで開催予定の次回国際キウイフルーツシンポジウムで発表、香川のオリジナル品種を世界にアピールしたいと考えています。 |
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今の香川の現状として、品種ごとの住み分けが戦略上の大きなマイナスではないでしょうか。生産者・JA・県が協調して一体となり、オール香川としての情報発信の必要性を強く感じます。また、栽培面積の拡大はもちろん、人材育成にも力を入れなければなりません。
志のある生産者の規模拡大に伴う環境作り、
そして若年層にキウイ栽培の魅力を伝える事も使命だと考えています。 |
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