■研究紹介
果樹園芸学研究室では、香川県農業試験場と共同で、海外より導入した品種や日本原産のマタタビ属植物の特性を調査し、新しい品種育成のための研究を行っています。
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1. |
休眠性の比較 |
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落葉性の果樹の芽は、秋から冬にかけて休眠に入ります。収集した種や品種について、低温要求性(休眠に入った芽が再び発芽できるようになるのに必要な低温にあたる時間数)を比較したところ、キウイフルーツ(A. deliciosa)に比べてサルナシやシマサルナシの低温要求性は著しく低いことが明らかになりました。表へ》》》 |
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2. |
倍数性に関する研究 |
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キウイフルーツの染色体は極めて小さく、その数も多い(2n=6x=174) ため、顕微鏡での観察が極めて困難です。フローサイトメーターを用いると簡便に染色体の倍数性を知ることができます。これにより収集保存の品種・系統について調査したところ、同じ種のなかでも倍数性の異なるものが存在することが明らかになりました。
表へ「Actinidia属導入および在来種の倍数性」》》》 |
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