キウイの苗を増やすには、挿し木という方法があります。挿し木では、休眠枝を挿す方法と緑枝を挿す方法の2通りあります。
1.休眠枝挿し
冬季に充実した枝を採取し、ポリ袋に入れて5℃の冷蔵庫で貯蔵します。その枝を2〜3節に切り、穂木として調整します。3月下旬〜4月上旬に穂木を発根しやすい土壌(鹿沼土など)に挿します。5〜6月ごろには発根し、葉も発生してくると思います。翌年の春に苗木としてほ場に定植できると思います。
2.緑枝挿し
6〜7月にその年に発生した新梢で充実したものを用いて、休眠枝挿しと同じ方法で行います。緑枝は休眠枝と同じように2〜3節に切り、葉の蒸散を防ぐため葉を2分の1に切り除いて挿し木します。
休眠枝と緑枝挿しの共通することですが、穂木の乾燥を防ぐため、直射日光を避け木漏れ日程度の場所で保管すると良いでしょう。なお、定期的なかん水も必要です。 |