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「かがわオリジナルキウイに出会えたことはわしの宝や。その味にほれたんや！」
キウイ生産現場の取材のため、生産者会員島田さんの畑を訪れるようになって約1年半。島田さんの口から、何度となく聞いた言葉です。
今回の畑のキウイたちは、春・芽吹いてから秋・収穫するまで、生産現場の半年間をまとめました。「香緑」の甘さの秘密は、キウイ生産農家のこだわりの土作りと農法、そしてなにより、キウイにかける情熱と愛情にありました。

～４月～　　生命が息吹く　『春』

春の日差しに誘われて、今まで休眠していたキウイの芽がいっせいに顔を出します。

←	キウイ一枝の長さにびっくり。根元から枝の先端まで、30ｍ以上あるそう！

●鳥の被害を乗り越えて●

「ムクドリがキウイの新芽を食べてしまってな。」と生産者会員島田さん。「今までは､春には暖かい地域に渡っていたからいなかったんだよ。今年は地球の温暖化の影響かずっといてね。芽を食べられたら果実ができないやろ。まいった。毎年、想像していなかった被害があるけど、消費者が待っているからね。何とか知恵をしぼって乗り切るんや。」

～５・６月～　

5月・6月の生産現場は大忙し！メインとなる「人工受粉」を中心として、重要な作業が目白おしです。

←	5月に花が咲き、6月中には収穫時の80％の大きさまで成長します！

●おいしさの秘密　１●

「甘くて、大きい果実を収穫するために、こんなに間引いています」
	○４月→「芽かぎ」：芽を間引く ○５月→「摘蕾」　：蕾を間引く ○６月→「摘果」　：結実した果実を間引く

6月以降も、適正着果量を守るため、随時摘果を行います。目安として、果実1個の養分を作るためには、成葉が5枚必要。台風などで葉が落ちたりしたときは、収穫間近であっても、キウイの味を守るため、果実を間引きます。「それぞれの子（＝キウイの木）ひとりひとりにあわせた管理が必要。」と生産者会員島田さん。

～７・８・９月～　成長の　『夏』　　

6月から9月にかけて、キウイの袋掛けを行います。袋掛けには、外観の向上・農薬散布の削減・病害虫防除等の効果が期待できます。

←	8月。袋からキウイの顔がのぞくほど大きく成長して。

●おいしさの秘密　２●

「直接口にする果実の部分は、袋がけをしてから、農薬を使用しません」

袋掛けをする前（6月）に1回、農薬散布した後は、収穫まで一切、農薬は使用しません。（袋掛けをしない場合：3～4回必要）

まだまだ続くよ！いよいよ、実りの秋だ！
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