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遠く正面に讃岐富士がそびえ、畑の後ろは金毘羅山。小高い山の斜面にある山本さんのキウイ畑からの見晴らしは最高です。 しかし、平地より気温が低く、3月下旬にして霜が降りることも。少しの変化も見逃さないよう常にキウイと向き合うため、自然と観察力が養われるそうです。
取材を終えて
お伺いした日は晴れて、キウイの畑がさんさんと輝いていました。キウイ畑の下にある竹林からはウグイスの声が聞こえる、空気のおいしい素晴らしい環境です。 山本さんの畑は、祖父の代からぶどうの栽培や自家用のキウイを育てています。チャレンジ精神溢れる山本さんはぶどう栽培の経験を生かし、本格的なキウイの栽培を始めようと思ったそうです。現在も研修会に行ったり、専門書を読んで参考になることを実践しています。
「毎日キウイを観察していて、今キウイが何を欲しがっているか」、「この土地に合ったキウイの育て方をしていく」とキウイに対するこだわりを熱っぽく語られました。また、「人間の子を育てるのもキウイを育てるのも同じ」と言われたのが印象的です。 キウイを大切に思う山本さんの畑に白い花が咲き、果実が収穫できる日が来るのを楽しみにしています。
消費者会員 岩渕律子