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キウイで産後ダイエット女性健康ダイエット

	かん水はキウイにとって重要な作業です！ 先月、体験した「かん水」。 キウイは、果樹の中で最も乾燥や過湿に弱い性質を持っているため、かん水は、梅雨明け後のキウイの管理で最も重要な作業といえるとか。今回は、かん水について、科学的な根拠を含め、詳しく教えてもらいました！
	福田さん 事務局

	キウイは、乾燥と過湿、両方に弱い性質を持っているんだ。どうしてか分かる？
	両方に弱い？？？？？　う〜ん（悩）　分かりません！教えてください！

【土壌水分とキウイの関係】

●どうして乾燥に弱いの？ １． 根が浅いため、表面土の乾燥の影響を受けやすい。 ２． 葉の面積が大きく、蒸散量が多いため、水分要求量が多い。（蒸散：植物体内の水分が水蒸気として体外に排出される現象） ●どうして過湿に弱いの？ １． キウイの根は酸素要求量が高く、水に弱い。そのため、土壌が過湿になると、酸素不足となり、根腐れ・根の障害などをおこしやすい。

	キウイは繊細なんですね。水を与えすぎてもいけないし、乾燥させすぎてもいけない。難しいですね！
	かん水の時期や量は土壌条件によっても全然違うんだよ。これも重要なポイントだから、次にまとめるね。

【土壌条件の違い】

耕土が深く、水はけのよい所	耕土が浅く、水はけが悪い所
↓　↓　↓　降雨・かん水	↓　↓　↓　降雨・かん水
＊水がどんどん抜けるため、酸素も一緒に吸い込まれる。キウイの根に酸素がいきわたる。	＊水が下に染み込まないため、酸素も吸い込まれない。キウイの根が酸素不足に陥りやすい。
耕土が深く、良好	耕土が浅く、劣悪
↓	↓
深く根が伸長	根が浅い
↓	↓
かん水しても排水し、下層の 根の吸水能力は高いまま	多量にかん水すると、水が たまり過湿。根腐れ、根の枯死
↓	↓
かん水量を多くし間隔をあける	少量を何回かにわけてかん水

	なるほど！水はけのよい土地と悪い土地では、1回のかん水の量や、間隔が違うのですね。
	香川県農業試験場府中分場には、３つのキウイの畑があるけど、それぞれの畑で、かん水の間隔が違うんだよ。では、具体的にかん水の時期と量について、説明するね。

【かん水の時期と量】

●梅雨明け〜８月 降水量・土壌条件にあわせてかん水を行います。気候条件にもよりますが、定期的なかん水が必要なのは、夏期のみです。 【土壌が浅い畑】（痩せた土地） 【土壌の深い畑】（肥沃な土地） 畑全体：約10〜15�o　3.日間隔 畑全体：約20〜30�o　5〜7日間隔 ※ �o：降水量の単位と同じです。１�oの水量は、10aあたり1,000Lです。 ●９月〜10月 ９月は、果実の充実期になります。９月〜10月に乾燥すると、キウイは甘くなります。この時期は台風や秋雨前線により平均的に降雨量が多いため、乾燥状態が続かない限り、かん水は控えます。

	降水量・土壌条件によってかん水の時期や量は違うんですよね。具体的に、かん水が必要かどうかは、何をみて判断しているのですか？
	水分不足の症状は、「葉」にあらわれます。「葉」がしおれてきたら、乾燥している証拠なので、かん水が必要です。乾燥が続くと、「葉枯れ」や「落葉」をおこします。

乾燥被害による「葉枯れ」	「落葉」

最後に、実際にかん水してみましょう！かん水には、「パイプ」「簡易スプリンクラー」「ホース」の3種類があります。

【いろいろなかん水】

パイプ（配管）によるかん水
ホース	簡易スプリンクラー

キウイの生産者会員から、「かん水は難しい。キウイの根は浅いうえに、水に弱い性質を持っているからね。だから、土壌水分は常に適湿に保つ必要があるわけや。降水量・土壌条件・個々の樹に応じたかん水が必要やけど、これは経験からくるものが大きいね。」との声も聞かれました。 水管理は樹体に影響を与えるだけではなく、果実の品質を左右する重要な作業です。かん水と一言でいっても、その奥の深さと難しさを実感した事務局でした。

まだまだ続くよ！
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「“サンキウイの枝”追跡取材！」

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