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	今月の事務局員は土作りに挑戦！福田さんは土作りの重要性を語り、「生産者の皆さんには是非行ってもらいたい！！」と力を込めた。
	福田さん 事務局

「土作りってなんで行うか分かる？」福田さんの突然の質問に私は困惑してしまった。「生産者さんにお聞きすると、一番重要だっておっしゃってましたけど・・・」（じゃあなんで重要なんだろう・・・） さあさあ、皆さんは分かりますか？この答え。 では一緒にお勉強しましょう！！

土作りには下図の三つの方法があります。今回実際に体験させてもらったのは３番目の条溝深耕（じょうこうしんこう）。 でも、深くは掘らないから条溝中耕（じょうこうちゅうこう）といいます。

【↓文字をクリックすると詳しいことが分かるよ！！】

》》タコツボ深耕 》》放射状深耕 》》条溝深耕 ・ 断根量は少ない。 ・ 水がたまりやすいので、排水良好な成園（成木）向き。 ・ 断根量はやや多くなる。 ・ 若木の周囲など、これから根が広がる所の深耕に適する。 ・ 断根量は多くなる。 ・ 深耕と同時に排水性の向上が図られる。傾斜園向き。

バークたい肥とは樹皮（バーク）と家畜糞尿などの有機質資材を発酵させたもの。肥料とは別ものだよ。肥料を人間の「食事」とするなら、たい肥は「環境」。生活しやすい環境を整えてやるんだ。 土作りの時期は根が休眠期に入っている時。暖かくなって根が活発な状態になっている時に過って根を切ってしまったら大変だからね。 土作りは地味だし、すぐに地上部がよくなるわけじゃない。農家さんでも土作りを行わないところはある・・・。でも、３〜５年継続して行うと必ず成果は現れるから、是非実践してもらいたいね。

お、重いっ。肥料やたい肥はだいたいこの重さ。２０ｋｇあるバークたい肥。 まずは畑全体にバークたい肥を撒く。木の根元は機械が入らないけど撒いてOK。 その後、中耕を行う。そうすることでたい肥と土が混ざり合う。

福田さんの後を着いていく私。中耕した後の土はフカフカで足をとられてしまう。 私に機械が扱えるかな？不安でいっぱいだったけど、なんとか耕すことに成功。 苗木の周りには乾燥防止のため「敷きワラ」をする。ワラの下は湿っていたよ。

答 え は ！ 文頭で出した質問の答えです。 木にとって最も重要なのは地下部（根）です。その地下部を成長しやすい環境にするために「土作り」は行われます。土に空気を入れ、柔らかくし、根がのびのび成長できるように。そして細根を増やし良質な根になるよう行います。人間もふかふかのお布団で眠りたいように、植物の根もふかふかの土のなかで春の訪れを待っているんですね。 また土作りを何年も行わないと地力が低下し、根の活性が低下します。木が衰えたり、果実の品質が悪くなるので、生産者としては必須の作業といえるでしょう。

まだまだ続くよ。事務局のとっておきの素顔を公開！！こちらへどうぞ。

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