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例えば、キウイの雌とサルナシの雄を交配させたら?その逆もまた可能です。育種目標にあわせて、交配する組み合わせを選びます。 総合評価のよい、優等生同士の交配より、なにか飛びぬけた特長があるもの同士の交配のほうが面白いそう。「果肉の色が赤で変わっている」「甘さが飛びぬけている」など、個性的で、今までとは違った形質をもったキウイができる可能性が高いそうです。 優れた品種を育成することは難しく、「香緑」以降、現在まで2300個体を試験した中で、品種登録されているのは、「讃緑」と「香粋」の2品種だけです。
キウイは、開花するまで、早くて3年、遅ければ7〜8年間かかります。その上、花が咲くまで雄か雌か分からない。せっかく育てても、雄木だったら、果実がなりませんよね。 新品種育成には、気の遠くなるような手間と時間が必要なのです。次回は、種子から、品種登録するまでの道のりを具体的にレポートします!楽しみにしてくださいね。